在宅仕事はシングルマザーにとってはうれしい

以前私は在宅で仕事をしていた。
夫が亡くなり、仕事をしないといけない状況になったのだ。
しかし、専業主婦だった私に出来る仕事などなかった。
それよりも、末っ子がまだ3歳で、預ける親族も近くにいなかったし、
どこへ行くにしても、誰かにお願いして面倒を見てもらうかしかなかった。
どうにか、保育園の申し込みをして、
決まるまでは、駅前の時間で預かってくれる保育園、ベビーシッターさん
ホテルのベビールームなど利用した事もあった。
それでも、以外と早い時期に保育園が決まった。
園庭もある、認可保育園。
シングルマザーは多少優先してもらえるのか・・・本当に助かった。
その時は3ヶ月以内に仕事を決めてください・・・と言われた。
仕事が決まっていなくても、入れたのだ。
昔の話ですから、今の時代はどうだか、分かりませんが・・・。
それから、本格的に仕事を探し始めた。
出産で辞めるまで、電気会社でトレースの仕事をしていた。
10年以上トレースの仕事をしていたが、専業主婦で仕事をしていなかった
時期も10年間。
まあ・・・お先真っ暗である。
しかし、昔の会社の友人に最近の事情を聞くためにひさしぶりに電話をしたら
社内報で主人が亡くなっている事を知り、心配していたとのこと。
同じ時期に入社した彼女だったが、ずーっと仕事を続けており、その時点で
役職についていた。
そして、彼女は取引先の会社を紹介してくれた。
ちょうど、アウトソーシングが始まった頃で
紹介してくれた仕事は以前と同じような仕事。
10年のブランクはあったが、すんなりと仕事が出来そうだった。
ただ、始めるに当たって、MACを購入しなければならなく
プリンターなど周辺機器も含めて自分で用意しなけれんばならなかった。
10年ブランクで、いきなりパソコンでのお仕事。
そして、在宅ではあるが、仕事が決まったので、保育園もそのまま通える。
在宅での仕事は何よりうれしかった。
子どもの面倒が見られるからである。
そして、仕事場は自宅2階。
通勤時間もかからないし、通勤に使う洋服も買う必要がない。
子どもが熱を出しても、仕事を休む事もしなくてよい。
子どもが学校から帰ってきても、家にいるから、
環境的には、夫がいないだけであまり変わりはかった。
それから、慣れるまで、友人の紹介してくれた会社でパソコンの勉強。
パソコンが使えるようになってから本格的に仕事開始。
でも、実際はそうそう仕事もあるわけでもないし、
主人の残してくれた、保険金で食いつないでいた。

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